カウンセリング
心理検査
心理検査について
当クリニックでは臨床心理士よる心理検査を行っております。心理検査により、気になる症状を客観的に評価し、正しい理解や治療・診断につなげていきます。
心理検査は、発達障害(注意欠陥多動性障害(ADHD)、自閉スペクトラム症/自閉症スペクトラム(ASD))やうつ病や統合失調症などのこころの病気の識別に有益です。また、本人の心理や物事の捉え方、行動面の特性を多角的・客観的に理解することで、自分に合う生活上の工夫をしたり、カウンセリングなどのサポートを受けたり、症状によっては医師による適切な治療や診断を受けることにもつながります。
心理検査の対象となる方
発達障害に関しては、主に以下のような症状やお悩みを感じている方が心理検査をお受けになっています。
発達障害の治療や診断を希望される方はもちろん、自分の発達傾向を知っておきたい、自分をよく理解したい、という方も心理検査をお受けいただけます。
●自閉スペクトラム症/自閉症スペクトラム障害(ASD)が疑われる症状
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生きづらさを感じている。
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コミュニケーションがうまくとれない。
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相手の表情から気持ちを読み取れない。
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空気が読めないと言われる。
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たとえ話を理解するのが苦手。
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人と目を合わせるのが苦手。
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自分の言いたいことを一方的に話す。
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自分だけのルールにこだわる。
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急に予定が変わるとパニックを起こす。
●注意欠陥多動性障害(ADHD)が疑われる症状
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集中力・注意力に欠ける。
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仕事などでケアレスミスが多い。
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忘れもの、なくしものが多い。
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約束を守れない。約束を忘れる。
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時間管理が苦手。
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仕事や作業を順序だてて行うことが苦手。
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片付けるのが苦手。
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外からの刺激や雑音で気が散ってしまう。
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落ち着きがなく、ソワソワしてしまう。
など
実施している心理検査について
心理検査は多くの種類がありますので、患者様の必要性に応じて、心理士から心理検査について説明し、ご提案させていただきます。
※18歳未満の方の検査は実施しておりません
WAIS Ⅲ(ウェクスラー成人知能検査)
知能指数(IQ)を測定する検査です。WAISでは、次のようなさまざまな知的能力がわかります。
言語理解、知覚統合、作動記憶、処理速度の4つの群指数が算出されます。知能の構造を明らかにすることで、社会生活への適応のあり方や、個人の能力特性を検討することが可能です。注意欠陥多動性障害(ADHD)、自閉スペクトラム症/自閉症スペクトラム(ASD)の識別に有用です。
検査の結果から得意な面、不得意な面について客観的に把握することができます。ご自身の能力の特徴を分析・整理し、これからの日常生活や仕事・学業に役立つヒントを見つけることができる検査です。
ロールシャッハテスト
人格や性格を浮き彫りにするテストです。
被験者はインクのシミが書かれてある10枚の図版をみて、それが何に見えるかを答えます。
物事の捉え方を無意識と関連づけて理解する上で有用です。
1回目
患者様の必要性に応じて、心理士から心理検査について説明し、ご提案させていただきます。
2回目
臨床心理士による心理検査を行います。
3回目
検査の結果を十分ご活用いただけるように、わかりやすくご説明いたします。
心理検査の費用(目安)
心理検査の費用は自費になります。
各35,000円(税別)
1回目の相談時にお支払い頂きます。
1回目の相談で検査を実施しない場合は、初回相談料として2,000円(税別)のお支払いとなります。