心療内科・精神科
うつ病
うつ病とは
うつ病はその名の通り抑うつ気分が著しくなる疾患です。気分が落ち込む、何をしても楽しめない、ものの見方や考え方が悲観的になるといった心理的症状だけでなく、眠れない、食欲がない、疲れやすいなどの身体症状を伴うことも珍しくありません。
気分の落ち込みがつづく・・・と思ったら、日常生活や社会生活に大きな支障を来す前に、早めに専門家に相談することが大切です。
うつ病の症状・サイン
●気分が沈んでいる(抑うつ気分)
「落ち込んでいる」
「悲しい」
「ゆううつ」
「将来に希望がない」など
気持ちが沈み、悩んでいる状態 です。
●疲れやすい、気力の低下
「いつもより疲れやすい」
「気力がでない」
「体が重く感じる」
「日常的なことにも時間がかかってしまう」などの症状です。
●興味や喜びを感じなくなる
仕事や趣味など、普段やっていたことや
楽しめていたことに関心がなくなります。
「何をしても面白くない」
「人と話すのが面倒」
「これまで楽しかったことが、楽しめない」
のような症状です。
●強い罪悪感
「自分は価値のない人間だ」
「うまくいかないのは自分のせいだ」など
過剰に自分を責めたりするような症状です。
●食欲の変化、体重の増減
多くの場合、
「食欲がなくなる」
「食欲低下による体重の減少」が
みられます。
「過食」や「体重増加」がみられる場合もあります。
●思考力・集中力の低下
「物事に集中できない」
「考えがまとまらない」
「新聞やテレビを見ても内容が頭に入ってこない」
といった症状です。
仕事や勉強、家事が思うように進まなかったり、できなくなったりします。
●睡眠障害(不眠、睡眠過多)
「寝つきが悪い」
「夜中や早朝に目が覚める」
「ぐっすり寝た感じがしない」などの症状です。
反対に
「夜の睡眠が極端に長い」
「日中も寝てばかりで昼夜逆転している」
のような場合もあります。
●死にたいと考える
「死について何度も考える」
「自殺したいと思う」
「死んだ方がましだと思う」のような症状です。
●身体に現れる症状
うつ状態の際には、下記のような身体の症状が現れることがあります。
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頭痛、頭が重く感じる
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肩こり、関節の痛み
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胃の痛み、食欲不振
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下痢、便秘などの胃腸症状
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発汗
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息苦しさ
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継続する微熱
など
うつ病の治療
抗うつ薬・抗不安薬、その他症状に合わせた薬物療法や支持的精神療法、認知療法などの心理・社会的治療を行います。