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内科・脳神経内科

頭痛外来

頭痛外来のご案内

診療時間

毎週木曜日

  • 10:00~13:00(受付12:30まで) 

  • 15:00~19:00(受付18:30まで)

第2・4土曜日

  • 10:00~14:00(受付13:30まで)

インターネット予約が可能です。 

頭痛外来の初診受付は、
木曜日18:00まで、第2・4土曜日は13:00までになります。

担当医

島田 佳明(日本神経学会専門医)

黒木 卓馬(日本神経学会専門医)

慢性頭痛は医療機関にご相談ください

頭痛は「たかが頭痛」「病院に行くほどでもない」「今、痛いわけじゃないし・・・」と受診をためらうケースが見受けられますが、頭痛が慢性化している方や、頭痛によって日常生活に支障をきたしている方は、ご相談いただきたいと思います。

頭痛の予防薬、治療薬は進化しており、ほとんどの頭痛はコントロール可能になっています。一緒に、頭痛に影響されない日常生活を目指しましょう。

ヴェスタクリニック銀座
頭痛外来の診察の進め方

頭痛の診断、治療方針は問診で決まるといっても過言ではありません。

以下のような質問をさせていただきますので、できるだけ詳しく教えてください。

 

  • 頭痛はいつ、どのように起きたか

  • 痛みの持続時間

  • 頭痛の頻度

  • どこが痛むか

  • どのように痛むか(ズキズキした痛み、締め付けられるような痛み、など)

  • どれくらい強い痛みか(寝込むか否か)

  • 頭痛の他に症状があるか(吐き気や嘔吐、前兆など)

  • 頭痛を悪化させるもの、軽くするものはあるか

  • 生活への支障度

  • 薬を飲む頻度、薬の効果について

頭痛のタイプ

頭痛には、脳には異常のない一次性頭痛と、脳に異常があって起きる二次性頭痛があります。

一次性頭痛

脳に異常がない頭痛です。片頭痛、緊張型頭痛、群発頭痛などがあります。

ほとんどの頭痛は一次性頭痛で、命にはかかわらない頭痛です。

二次性頭痛

脳の疾患(くも膜下出血、解離性脳動脈瘤、脳腫瘍、脳脊髄液減少症など)が原因で頭痛が起きているタイプです。二次性頭痛の可能性がある場合は、命にかかわる場合もあるため、できるだけ早く専門の医療機関を受診する必要があります。

緊急性の高い頭痛

以下のような頭痛は、命にかかわる可能性があります。

救急車(119番)を呼ぶか、#7119ヘ電話しご相談ください。

 

  • 今まで経験したことのない頭痛

  • しびれや麻痺、けいれんなどの神経症状を伴う頭痛

  • 頭痛があり、ろれつが回らない

  • がんや免疫不全などの病気がある方の頭痛

  • 発熱や首のこわばり、吐き気・嘔吐などを伴う頭痛

  • 頭部の外傷

慢性頭痛(一次性頭痛)の特徴的な症状

長期にわたりくり返し起こる代表的な慢性頭痛(一次性頭痛)として知られているのが「片頭痛」「緊張型頭痛」「群発頭痛」の3つです。

一次性頭痛の大部分を占めるのが「片頭痛」と「緊張型頭痛」ですが、両者が合併することもあります。

ヴェスタクリニック銀座
片頭痛
  • 痛みは強く、「ズキン、ズキン」「ドクン、ドクン」と脈打つような痛み

  • 嘔吐、吐き気を伴うことがある

  • 頭痛の時に、光や音、臭いなどに過敏になる

  • 日常生活動作で痛みが増す(じっとしている方が楽)

  • 頭痛が起きる前に、目の前が眩しくチカチカして見えづらくなる(閃輝暗点:せんきあんてん)前兆を伴うことがある

  • 比較的女性に多い

緊張型頭痛
  • 頭の両側からギューッと締め付けられるような痛み

  • 後頭部から首すじにかけて、重苦しい感じ

  • 首や肩こりを伴うこともある

群発性頭痛
  • 比較的珍しい頭痛

  • 片側の目の奥が、えぐられるような激しい痛み

  • 比較的男性に多い

  • 夜間や朝方に生じやすい

  • 頭痛発作時には、痛みと同側に目の充血、涙、まぶたの垂れ下がり、鼻水、鼻づまりを伴う

  • 数週間~数か月にわたって、ほぼ毎日、同じ時間帯に頭痛発作が起こる

頭痛の急性期治療

急性期治療の目的は、頭痛の痛みを速やかにとることです。

急性期治療のお薬には、医療機関で処方される処方薬の中には、市販薬で使用される非ステロイド系消炎鎮痛薬(アスピリンなど)やアセトアミノフェンの他に、トリプタンもあります。また、必要に応じて吐き気止め(制吐薬)を使用することもあります。

軽度の頭痛であれば、市販薬でも対処することができますが、頭痛によって日常生活に支障がある場合や、市販薬を頻回に服用している場合には、医師による診察を受け、適切な治療を受けることが大切です。

また、急性期治療薬の飲み過ぎは、薬物乱用頭痛を引き起こす可能性があり、注意が必要です。

頭痛の予防療法

予防療法によって、頭痛の回数、重症度、持続時間を減らし、頭痛が起きたときに使用する急性期治療薬の効果を高めたり、急性期治療薬を使用する頻度を減らす効果が期待できます。

予防療法の対象となる方

脳神経内科医が診察し、予防治療の適応を確認いたします。

  • 片頭痛が月に2回以上ある方

  • 日常生活に支障をきたす頭痛が月に3日以上ある方

  • 急性期治療だけでは日常生活に支障がある方

  • 急性期治療薬が使えない方

など

予防療法のお薬

予防療法には、従来、毎日服用する飲み薬を使用していましたが、2021年に注射薬の「CGRP関連抗体製剤」が登場しました。この注射薬は、片頭痛を引き起こす原因物質であるカルシトニン遺伝子関連ペプチド(CGRP)の働きを抑えることで痛み起こすシグナルを抑え、片頭痛を予防します。

現在、日本で使える注射タイプの片頭痛予防薬は「エムガルティ」「アイモビーグ」「アジョビ」の3種類あり、当クリニックではすべてを扱っています。

注射薬「CGRP関連抗体製剤」の特徴

薬物乱用頭痛について

頭痛薬を頻繁に飲んで痛みを抑えることを繰り返していると、薬剤の使用過多による頭痛(薬物乱用頭痛)を起こす可能性があります。頭痛薬を飲みすぎることで、脳が痛みに対して敏感になり頭痛が起こりやすくなると考えられています。

下記のような症状がある方は、薬物乱用頭痛の可能性がありますので、ご相談ください。

専門医に頭痛を定期的に診てもらうことは、薬物乱用頭痛の予防にもつながります。

どのように薬を中止するのか、薬を中止した後に起こる頭痛の対処法や予防についてご提案いたします。

薬物乱用頭痛かもしれません

  • 以前から時々頭痛がある(片頭痛や緊張型頭痛と診断されたことがある)

  • 1ヵ月に15日以上は頭痛がある

  • 3ヶ月以上前から頭痛薬(鎮痛薬)を服用していて、月に10日以上薬を服用している

  • 今まで効いていた頭痛薬が効かなくなったように感じ、服用回数が増えている

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